成毛滋について
成毛滋について
成毛滋は60年代後半から70年代を中心として国内のロックシーンで活躍したギタリストでありキーボーディスト。
そんな成毛滋さんが2007年3月29日大腸がんのため60歳という若さで亡くなった。
成毛滋といえばザ・フィンガーズという意見に異論はないと思うが、そのフィンガーズについてはまた今度やりたいと思います。
今日は成毛滋がこだわったギターのお話です。
■成毛滋のギターに対するこだわり
@高くて良いのは当たり前、安くて良いのが素晴らしい。
A日本人は外国人と比較して手のサイズが小さいので、ナローネック、スリムネック、ミディアムスケールを採用すべき。
Aはともかく、@は少し変わってますよねぇ(笑)
成毛滋がミュージシャンとして現役時代に使用した、もしくは開発に携わった約40本のギター、そのほとんどは安価で無名なモデルだそうです。
そもそも最初に手にしたエレキギターは当時無名国内ブランドだったグヤトーンのモデルで、彼は手が小さかったためネックを削って薄くし、さらに当時高価なモデルであったフェンダー社ストラトキャスターに似せて塗装を施したと言いますからよっぽどのこだわりです。
このギターは本人が「ウソラトキャスター」と命名したらしいですが(笑)、成毛滋がすごいのはそのギターで数々のコンテストで優勝をさらい、ついには本物のストラトを持っていたバンドにも勝ってしまいます。
成毛滋は12500円で17万円に勝ったと快哉をあげたそうです。
その後も成毛滋は改造モデルや国内の無名モデルを使って音楽活動をしていたらしいです。
・イッケンバッカー
一見するとリッケンバッカーのモデルに見えるから)」や
・ニテレキャスター
これも一見フェンダー社テレキャスターに似てるから。
・ゴマキャス
ごまかすから
その後成毛滋は知人の薦めで富士弦楽器(現在のグレコ)に自身のこだわりでもあった「ナローネック、スリムネック、ミディアムスケール」を採用したレスポールタイプを注文。成毛滋自身そのギターの完成度に驚いたと言います。
まずネックに関しては完璧で、さらに驚くべき事に音色もフェンダーやギブソンよりも段違いに良くしかも安価を保っていた。
非常に喜んだ成毛滋はステージやレコーディングでもこれらのモデルを使用するようになり、当然それを見たファンはこぞってグレコのギターを使い始めるようになりました。
その後成毛滋はグレコのギター開発にも携わるようになり、自身のこだわりを成し得るかぎり全てを盛り込んだ「成毛 滋モデル」が発売された。当然定価も42000円と安価で、ニセポールと呼んでいたという。
残念ながら僕は成毛滋の演奏を見たことがありません。
って言うか亡くなったというニュースを聞いて、
初めてその存在を知ったようなもんです。
もう少し早く知っていればと後悔がつのります。
成毛滋のギター音源はこちらで聞くことができます。
成毛滋のギターの音色